雪月花の歌唱と総司の人生
辰巳ゆうとくんの歌唱が、だんだん良くなってきて、体を使ってアクション付きで歌ってます。総司の人生に寄り添って歌えばなおさら、気持ちがこもるので、歌唱ポイントを語りますよ。この曲、まとめると三ブロックになっていて、1番の「斬るは人より己の魂斬って時代の誠を通す」と2番の「胸に残るは愛しき女の想いあだ花憂いの花よ」と三番の「鳥羽の川風伏見の雲よ散り行く明日の儚い大志」の冒頭部分の歌いだしは、総司の人生の中で「意志」→キーワード。多摩の田舎から、京都へ上って、都でなにがしかの、生きる手ごたえが欲しい。。。という情熱の元歩いてきた自分の道なので、こうあらなければいけない。。。たとえば、時代の流れと逆行しているけど、その事実をうっすらと認めながらも、断ち切らなければいけない、進みゆかなければいけない、大志を貫かなければいけない。。。っていう自分を強く鼓舞するような、戦士の心情ですよね。そんで。。。。次の2ブロック目が、一番の「なみだ染み入るだんだら羽織誰が知ろうか胸のうち」と二番の「義理と情けに気持ちは揺れて武士は日の本ゆめをおう」と三番の「負けた刃のひとかけらにも駆けるおもいは薄命の」は、人生の中で「葛藤」→キーワード。この部分ってラストシーンに向けて、ぶわーって曲が一番盛り上がる部分で、総司の人生の心の高ぶり、葛藤なんだよね。心の叫びというか。多摩の田舎道場で磨いた剣技は、免許皆伝、師範代で、天才剣士なんですが、その剣技が、いつしか惨殺、人斬りへと転身してしまう。自分の思い描いた侍としての生き方との矛盾を抱えつつ、激しく葛藤しながら感情を爆発させつつ。。。。さぁ、その激しい思いのまま、嘆息のため息、嘆きへの三ブロックへ突入していくんですよ。盛り上がった激しい思いが、ああああ~。。。。のため息とともに、悲しみが、ストンと完結して結ばれます。三ブロックめ。わたしの曲で一番好きな部分。総司の人生の「悲しみ」一番の「ああ月よいずこへ流れゆく」二番「ああ未練洗えよ京の雨」三番「ああ光風霽月あさの雪」ここが一番好き。葛藤の三ブロック目の感情がうわーーーーって盛り上がって、ああ~。。。っていうため息の悲しみとともに、ストンと物語が、余韻という名の抒情性を残して、ストンと完結して曲が終わるのだ。総司の人生の、悲しみが最後に語られて。自分は月のようにどこに流れゆくのか。。恋心の未練も京の雨ととともに、涙となって心を洗い清めてくれ。。。と朝の雪のように儚く消えていく薄命の肺結核の自分の運命。。。でも、清らかで激しく美しい。。。みたいな。ああいい曲だ。ゆうとくんが、流れるように、踊るようなアクションで、激しくもしっとりと歌ってくれます。紅白出てほしいし、映像でみたいっす。きよこの後釜で明治座でもよし。ゆうとくんに、ドはまり。語る語る、総司の人生となると、語りまくる小説家のようなわたしでした(^^♪
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