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ありことつー

Photo_2 さて、四話がやっと、終わりました~白いおべべ着て、とうとう暴風域に突っ込みました。雨風がしばらく続くかもしれませんが、そのうち通過すると思います。総評すると。。。

ありことさんと出逢って、家光って、幸せだったのだろうか?どーなんだろうね。ありことさんて、家光にとって、何かと言うと、ずばり、「ドルミカム」だと思った~

ドルミカム。。。催眠鎮静剤。。。末期で、痛くて苦しむ人に使って、緩和ケアします。麻酔が効いてしまっているので、家光って、その後、どんな苦痛→好きでもない、わけわかんない側室たちの子を産んでゆく。。。。とかにも、耐えることが出来たんですよ。たぶん、恋という麻薬です。ありこと麻薬が、よく効いていたので、「どんなことがあっても、わたしは、ありことに愛されている』自分は、好きな男から、愛されているのだ。。。。という強い自信。その確信と自信で、脳内から、へんな物質がいっぱい出て、本来感じるはずの、心の痛みを強く感じず、麻酔が効いた状態で、酩酊して、らりって、今後の過酷な女としての人生、乗り切れたんだとおもう。ありことさんは、緩和ケアに使う、麻酔薬の役割を果たしたんだね。。。

さて、ありことさん、本人は、どうでしょう?麻酔が、切れました。なので、心が痛く、苦しいです。でも、この人元坊さんなので、こういう苦しい時こそ、昔とった、きねづかが、生きて、運命を受け入れて、悟りました。受容することで、自分の苦しみに、光を見出した。ありことさんは、基本的に、人の役に立つのが、好きなのです。人をお世話したり、導いたり、ほどこしたり、優しくしたり、教え、諭すことが、すごい好き、なので、みっちゃんの、苦悩を引き受けてあげることによって、お役に立っている。。。。と思いたい。なので、教育係とか、大奥取締りとか、役職を与えてあげると、生き生きがんばります。働けて、気が紛れ、ひとの役にたてて、嬉しいと、喜びをそこに、見出します。一生懸命、何かに尽くすことにより、自分自身の、心の痛みを忘れようとしています。もともと、家光を愛したのも、同情、哀れみ、慈しみ→愛。。。と、ステップ踏んでるので、この人、最終的に、30代で、大奥脱出して、お坊さんに、リターンするらしいので、自分自身が、落っこちた、人の世の修羅、愛憎の恐怖、この世の地獄を、体験しちゃって、瀬戸内寂聴みたいになって、お悩み相談も、受けられるし、いいんじゃないの?この経験、無駄にならないでしょ。早く死んだ、家光の供養にもなるし。家光本人は、ただ単に、麻薬が、脳内で効いてただけなので、心と体に、すごいストレスかかったので、若くして死ぬらしいです。薄幸でしたが、死んでよかったと思うの。運がなかったし。生きてても、ろくなことないので、見切りをつけて、死去したほうが、幸せだったと思う。。。。ありことさんて、治療できる特効薬じゃなくて、痛みをごまかす、緩和ケアの、ドルミカムってところが、いかにも、ありことさんぽい。。。。

もしも、男っぽいありことさんなら、家光をつれて、逃走したもん。自分の愛する人が、他のやつと、そんなことする、絶対許せん。。。。って。わたしなら、もちろん、逃走します。闇にまぎれて、脱走。しかし、おじちゃんが、追ってきて、二人を斬り殺すと思う。でも、おっちゃん、掃除屋で、殺しのプロなので、一撃で、ばっさり二人とも、斬られるため、苦痛はありません。即死なので。玉栄さんが、ふたりの骨を引き取って、埋葬、供養してくれます。春日のバーは、怒りますが、「おまえ、これ、かぶっとけ」って、頭巾かぶせて、眼の細いおにーさんに、選手交代ということで、ふつうに大奥の女の人と目の細いおにーさんが、子をつくり、一生、家光の影武者で、徳川家、存続させればいいじゃん。なりすましで。笑もともと、そっちのほうが、合理的と思います。でも、女性将軍の壮大なラブロマンス絵巻を描きたかった作品ぽいので、一巻で終わるような、痛快時代劇じゃないんだよね。わたし、徳川で、一番好きなのは、倒幕された、よしのぷです。このひと、いいひとだと思う。見切り早いしな。見切れないひとが、あがいて、歴史をぐちゃぐちゃに、混乱させるのです。ありことさんは、前回、『目の前の可哀想なひとを救ってあげなきゃ」と女物の着物もって、するすると、カラクリ人形のように、喜びながら、あらわれ、守るべきもの、慈しむべきもの、発見!って、母性の塊のような慈愛で、家光を女に戻しちゃったけど、わーって、泣くの知ってて、やったよね。確信犯。。。笑子供って、叱るより、優しくすると、ママーって、号泣して、泣きじゃくるので。家光が、心を開いたまでは、よかったのですが、恋愛関係になったのは、まずかったと思う。余計不幸になったので。。。。。「失礼します」って入って、行為がすんだら、『失礼しましたっ、さようなら」って部屋に帰るとか。笑語り合ったり、一晩添い寝とか、心通わせちゃ、ダメなんだよ。里心がつくし。結婚したんじゃなくて、「種係」の仕事のありことさんだったので。じつは、気付かなかっただけで、最初から、「道具」でした。すずり箱の、墨と同じです。この不幸について、気付かなかったんだねぇ。。。気が重いけど、怒涛の四話がやっと終わったので、今後は、軽くなると思います。。。。あと、半分、がんばります

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