おうたをかたる7
おひさしぶりの、のろのろ運転のシリーズ、お歌を語る。。。4月に、発売の、浜崎あゆみさんのアルバム「Rockn Roll Circus」です。ロンドンで撮影の、ロンドン風ミニ写真集つきで、ほんとうに、ロンドンな感じで、目の周りも、真っ黒メイクで、いつも個性的なつくりになっていて、良かったです。なかに、入っている曲で、好きなのが、たくさんありました。いつも、浜崎さんの曲は、起承転結のアルバムになっていて、とっかかりが、苦悩の幕開けで、中盤嵐の、疾風怒涛で、終わりの曲が、光さす明るい曲風になって、希望と解決を見出して、締めくくる。。。ドラマと同じつくりになっているアルバム。。。最初の曲は、人生の苦悩っぽくて、好き。。。♪Count Downの中で、♪あなたのその左側で。。と♪わたしのこの左側で。。。の、左側っていうのが、人生の立ち位置なのかな?。。。と思って、深く心に残りました。わたしも、2008に、謎の顔面神経麻痺になってしまい、耳鼻科にかよって、三ヶ月かかって、治ったのですが、患側の、右側が、すごく嫌だったので、あゆちゃんも、耳を片方悪くして、すごく嫌だったんじゃないかなぁ?と思って、患側と、健常側。。。っていうことで、そういう心の中の立ち居地も、あって曲の中に込められている?と感じました。。。あと、最初の曲の、♪Microphoneが、大好き曲が、ロックと、バロックをひっかけていて、曲の冒頭部が、バロック音楽風。。。バッハ風というか。。。ルネサンスは、平和と祈りと静けさなんだけど、バロックは、ゆがんだ真珠って意味なので、今までの価値観をひっくり返すというか、熱情とか感情とか反骨心が、感じられて、ロック魂とバロック魂って、同じようなものなので、魂が、バロックで好きでした。。。今回、すべて、人生の深遠で、流れもいいです。わたしは、♪BALLADが、すごく好きで、DVDも、手紙とポストが出てきて、ものすごく好きなんだけど、激しいんだけど、優しくて、歌い上げる感じの曲で、これも、すごく大好きな曲です。。。Last Linksも、ギターが効いていて、男っぽい曲で好き。。。この、男の子らしさ。。。が、あゆちゃんの曲の最大の魅力なのです。このまえ、リリーフランキーさんに、おじさんなんだけど、心が少女みたい。。。っていうのを感じたのですが、浜崎さんは、女の子なんだけど、魂が、完全男の子なんだよね。。。「僕」「僕ら」「僕たち」っていう曲が、多いっていうことも、そうだし、「君。。。」っていうのが、相手の恋人の男の子じゃなくて、主人公の男の子の愛する君。。っていうことで、女の子へむけたラブソングになっているものが、多い。。。きっと、わたし、それが、大きく好きなのだろう。。。と発見。あゆちゃんの曲の中に、優しくて、守ってくれて、リーダーシップがあって、しかも孤独を抱えた男の子が見えるというか、内蔵されている。あとで、語りますが、ほぼそれが、わたしの理想の男の子像に近いものがあるのです。。。さて、間奏曲が、すばらしくて、♪montageっていうタイトルの歌なしの、曲だけのが、すごくクラシック音楽風で好きでした。。。この、クラシック風間奏のあとに、♪Dont look backが、ちょっとエスニック風なのですが、すごい好き~。。。この、曲の流れがいいよね。。クラシックの間奏部分が、バッハ風で、バロック風でもあって、その後、ちょっと曲がかわって、ワルツ風になるんだよ。。。そして、バイオリンはいってきて、ぎゅんっ!と終わると、♪Dont look backが流れてきます。♪戻れない戻らない帰る場所はもうない、いくら振り返っても変えられない。。。っていうフレーズのところが好き。♪戻りたい戻れないじゃなくて、♪戻れない戻らないってうところに、前向きなものを感じた。決意というか。。。意志のようなものが。この曲も繰り返しフレーズのところが、いいそして、アルバムのラストは、光差して終わりました。この、苦悩で、曲がはじまり、アルバムのラストで、光差して終わる。。。パターンは、2008発売のアルバム「GUILTY」と同じで、このギルティは、豹がらドレスで、2000発売の「DUTY」の姉妹アルバムで、八年間という間が開いているんだけど、きっと同じような境地に浜崎さんが、入ったのだろう。。と想いました。いつもじゃなくて、豹がらを身にまとうときは、心が葛藤というか、戦闘態勢に入った時で、何かを整理するっていうか、総決算して、捨てたりするときに、着てるみたい。。。と思ったので。♪Vogueの入っているアルバムで、わたし、この曲がすごく好きで、自分の人生観と一緒だな。。。と想い、この曲で、浜崎さんの詞世界で、ずぼっと入った感じ。。。♪君を咲き誇ろう。。。のあとに、♪そのあとはただ静かに散ってゆくから。。。はらはら。。。ってとこ、好きだったんだよね。♪Far awayと♪SEASONSとの別れの三部作+♪Mっていう曲が大好きで、2000に発売したこのアルバムも、苦悩と再生に満ちていて好きだったんだけど、この続編が、出た感じで、♪Mirrorで、問いかけたのち、♪マリオネットで、いったん終わって、♪The Judgement Dayで、最後の審判みたいのが、自分の中で、くだって、その後の曲風が、わっと明るく、希望に満ちた世界感がひろがって、最期の曲の♪untitled~for her~の感動的な曲で、幸福感に満ちて結ばれる。。。という、苦しみをへて、昇華。。。みたいな、流れで、「ギルティ」すごい好きな曲いっぱい入っていて、感動したおぼえが。2008の話しですが。そのあと、なんか、吹っ切れたというか、突き抜けたというか、去年でた「NEXT LEVEL」は、さわやかだった。。。わたしの、もっとも大好きな♪GREENもはいってます。♪identityとかも好きなんか、いつも思うのは。。。女の子が、男の子に対して歌っている「あなたが好きよ」という単純なラブソングじゃないものを、浜崎さんの曲世界に感じるんだよね~。。。あと、ずっと、三年間くらい一年に一回、DVDつきで、とどん!と出るアルバムを楽しみにしているのですが、僕ら、僕たちは、最近始まったことじゃなくて、10年前からそうだったかもしれないけど、最近、発見したのは、孤独なんだけど、後ろじゃなくて、先頭を走っていくカッコいい男の子の姿が曲の中にみえるんです。優しくて、孤独で、すごく色々傷ついているんだけど、ものすごい勢いで、愛する女の子とか、民衆(群集とでもいいましょうか。。。)を、ひっぱっていく、少年の姿が内蔵されている感じ。曲のなかにいつも。それって、かなり、わたしの理想像の男の子像だったりするから、今後も、あゆちゃんには、女、女しないで、魂が、男の子でいてほしいなぁ。。。~と思ったりなんかしました。励まされるというか、突き動かされるというか、「龍馬伝」のタイトル音楽の冒頭部分で、ピカッ、ゴロゴロ。。。みたいな、雷光るんだけど、あんな感じです。いつも、アルバムの中の曲に、撃たれるかんじ。落雷するっていうか。。。笑。曲もいいのですが、映像も、もちろんよくて、完成度の高いDVDが、曲にくっついているので、それも、浜崎さん自身が、ダメだしをして、現場監督みたいに、プロデュースして作っているので、それで、自己表現が、完結してしまっているので、もう、余計な、変なラブストーリーのドラマだとかに、出る必要無いんだな~と思って。恋愛観も、人生観も、自分のDVDで、表現しちゃってますから!みたいな。そういう、潔さも好きかも。余計なことしない点とかが。あちこち、あまり首出して安売りすると、アーティストとしての価値が損傷する気がしました。。。福山くんも、自分の歌と「龍馬伝」だけだし。一年に一本とか、いいドラマに出れば、変なのに首突っ込んで、自分を損傷してすり減らす危険も削除されて、アーティスト活動に力を注げるのかもしれない。。。あゆちゃんの、詞の世界観は、どこから来るんだろう?。。。思ったのは、幸せで、いつも満ち足りているといい詞って、描けないよね。どこかに、釈然としないもの、消化不良になってしまった感情を抱えて、孤独とか、苦悩とかしてないと、想いが、ふつふつと沸かないので。。。不幸な状態は、よくないけど、満たされないものを抱えながら、創作活動。。。というのは、新たなものを生み出すので、いいのかも。。。と思った今日この頃でした。。。「おうたをかたる」は、のろのろ運転で、今後も時々登場するかもなので、気長におたのしみに~
| 固定リンク
コメント