救命なひとびと30回記念
人は、なぜ本当のことを知りたがるのだろう。。。
お婆ちゃん、「母さんは、胃癌で死んだんだよな。。。」の藍沢先生の言葉に、箸を持つ手が、ぷるぶる。。。震えています。
そうこうしているうちに、ドクターヘリ出動。。。駅で、将棋倒しがあり、前を歩いていた人のスキー板が、つき刺さってしまいました。
三人串刺しになっていました。。。さぁ、大変!駅前の事故なのに、翔北のドクターヘリ以外の応援の救急車が来なかったのが不思議。。。翔北の先生たち、なんか大変そうでした。可哀想。。。脳外科の先生まで来ました。救急車とかドクターカーで、よその病院に手分けして運べばいいのに。。。とひそかに想いました。
三人の串を切り離して運ぶ時、一番重傷の可哀想な男の子を、なぜ持ち上げて大出血させて死なせなきゃいけなかったのだろう。。。とか。下のまだ、軽傷の二人を動かして持っていけばよかったのに。。。と。下の人たち、重なっていてどこに刺さっていたかよくわからなかったけど、たとえば、太ももとかなら、その部分を切断して、あとでくっつけるか。。義足をはくとして、あとは、植皮とかね。。部分的になくなっても、あとでやるとして、先に動かして、ドクターカーとかで、よその病院に持って行ってもらえなかったのかなぁ?で、一番重傷の男の子は、動かすと、大出血して死んじゃうため、下の人たちに、切り離してどっかへ行って貰い、一番重傷の串刺し少年は、串が刺さったまま、動かしたり、抜いたりしないで、刺さりっぱで、ヘリだと引っかかっちゃって乗れないから、スキー板をチェンソーか、カッターで、もっと短くできたのに。。。なので、下の二人を持ち上げて、どかして、男の子は、串を抜かず、刺さったままヘリに詰め込んで、無理やり病院に連れて行き、手術室に運べば、なんとかならなかったかなぁ?。。。と。輸液全開にして、輸血もいっぱい、ポンピングで、どんどん入れるとか、あるいは、血流遮断して、出血しないようにとかして、人工心肺装置とか回して手術すれば、手術室で、あの串は抜いたほうが、まだ良かったかも。。あの、カップル二人のせいで、かばって刺さった男の子が死んじゃって、犠牲になったのが、え~っっっ!って感じで、納得できず、もんもんとしました。。。
そして、可哀想。。。と思ったのが、藍沢先生。あの一番重傷の男の子が、即死か意識不明ならば良かったのですが、意識がはっきりしていて、ずーっと、しゃべっていたので、死なせてしまった、死なせることを決断してしまった。。る責任とプレッシャーが、藍沢先生の肩に、ずしっとのしかかりました。。。山下くんの、眉間に、しわ。渋い顔して、悲しそうに治療していた。。。だって、動かしちゃったら、どどどーっと滝のように大出血して、出血多量で、止血とかしても、全然間に合わないとわかっていて、死ぬことがわかっていて、止血して、一応助ける努力しなくちゃなので、相当、いやだったと思う。哀しいし、悔しいし、切ないし、苛立つし。
気分は、ブルーっていうより、ブラックかも。まぁ、結論から言って、あの男の子が、飛び出して、好きな女の子(実はふられている)を助けなければ良かったんだけど、あの男の子が、とっさに飛び出さなきゃ、串の直撃をうけたカップルは、完全死んだと想います。でも、この人たち、両思いだったので、仲良く重なって天国に行っても本望だったかも。。。二人一緒に天国に旅立てて、哀しいが、納得できます。あの男の子が、二人の死ぬ運命を変えちゃったのかも。自分が犠牲になって、誰かをかばって死ぬことが、彼の運命だったのかも。たぶん、このカップルに関わらなくても、ホームに落ちた人を助けて、とか、酔っ払いに絡まれた人を助けて逆に殴られて、、とかで、この男の子は、近いうちに死んだかも。人をかばって死ぬことが、この男の子の運命だった可能性も高い。でも、それに立ち会って、残酷な人生の終焉を一部始終無力に目の当たりにしてしまった藍沢先生のショッキングさは、たとえクールとはいえ、がび~んと、すごい落ち込んだはず。哀しいよね。
「藍沢、お前ならどうする?」橘
「リスクを説明した上で、優先順位を決めます。松井さんを持ち上げてスキー板を切断します。松井さんの身体を動かせば、大出血します。そのあと輸血、止血をして、大動脈を遮断します、助かる可能性の高いほうから、優先順位を決めざるを得ないんです。。。」
藍沢先生の悲しい決断。タッチーは、怖い決断は、いつも藍沢先生にさせます。救命リーダーに育て、自分の代わりにするために、あえて、怖い怖い決断は、すべて藍沢先生にさせます。今後も、きっと言うよ。「藍沢。。。おまえなら、どうする?」
たとえ残酷でも、真実を知らされるほうがいい。。。藍沢先生の考え方は、いつも真っ直ぐ。眉間にしわ。目にうっすら涙。あと、告訴されたら、大変!こんな死に様、親が見たら泣く。。串刺し兄さんの遺族が、なんか勘違いして藍沢先生を恨む可能性もある。助かったカップルが、運悪く、意識不明じゃなかったので、「松井くんのおかげで、私たち助けてもらえました」とお礼とか言っちゃって、あとで臨終の一部始終をきかされた松井くんの親、串を抜いて、大出血させて死なせちゃった藍沢先生を恨んで、医療裁判になったら大変!タッチーは、三井先生と帰っちゃったじゃん。。。全責任かぶるのは、藍沢先生。。。遺族が出てきませんように。。。(祈)
「松井さん。。松井さん」
「はい。。やってください」
「すまない」←橘先生、心からの言葉。
「もし、このまま別れ。。。ってことになるなら、俺、守っているから。。。」←松井少年最期の言葉。
「すぐに、開胸して、大動脈遮断だ!」。。。出血多量で即死します。
別の場所では、白石先生が、「あんた鬼?」と重傷男の子の母親に言われていた。心マッサージをやめないで!と、丘みつ子さん、狂演。狂おしい半狂乱に泣き叫ぶ母親役、怖いくらい、はまっていましたっっっ。
「アオルタクランプかぁ。。。」←ぽつんとつぶやく、橘先生。アオルタクランプは、時として、万能じゃなく、命を救えないって、タッチーは知っている。
「俺と三井で、運んでいく、日没で、ヘリが飛べなくなったら、電車で戻ってこい」
タッチーは、心マッサージを、あきらめきれず続ける藍沢先生の腕をぎゅっ!と力をこめて、止めた!くねっ。。とヘンな形になって、壊れたお人形みたいに、死んじゃった松井さん。
「松井さん、あなたが、しゃべりつづけてくれたおかげで、他の二人は落ち着いていられた。あなたは、役立たずなんかじゃない。あなたが、二人を守ったんだ。。針と糸。。。胸を閉じる。せめて、それぐらいは、してやりたい。。。」
藍沢先生は、優しいです。すごく優しい人なんだよ、藍沢先生って。
日没のヘリの中、タッチーは言う。「あの松井ってやつ、最期まで自分の好きな人を支えようとした。。。すごいなぁ」橘先生は、愛していた三井先生を支えきれず、手離した。自分自身への言葉でもあります。
さて、第三話のベストシーンは。。。夕暮れ電車!
「白石。。座れよ」
「ありがとう」
「。。。。」
二人は、お通夜のよう。親子連れを見て、思い出し、涙の白石先生。
藍沢先生は、同じ気持ちで、そっと前に立ってあげて、ゴトンゴトン夕焼け電車で帰っていった。。。
今週のベストシーンは、ここ。夕暮れ電車。アニメ風な映像でした。哀しいシーンは、夕焼けだよね。。なんか「火垂るの墓」の、アニメの節子と、お兄ちゃんの姿を思い出してしまった。男の子。。。兄貴って、泣けない。女の子(妹)が、しくしくしくって泣いてしまっても、男の子は、我慢して、夕陽をみて、黙って電車に揺られていく。。藍沢先生に、兄心と男の子の悲哀をみたね。
今回は、一番ヘビーでしたっ。救命医って、つらいよね。でも、乗り越えてほしい。では、また来週~。。。
山下くんを語るの3
藍沢先生役がすごくいい山下くん。この役、シリーズ化して30歳過ぎてもずっとやってほしい。
江口洋介さんも、40歳過ぎても、ずっとずっと進藤先生で、「救命病棟パート5」まで行くよね。笑。フジテレビのシリーズ化にくわえてほしい。。。
青島といえば、織田裕二(踊る大捜査線)
進藤といえば、江口洋介。
藍沢といえば、山下智久。。。って感じで。
ドラマの中の役の成長とともに、山下くんの俳優としての演技の成長も見れて、ダブルで楽しめます。役って、だから、めちゃめちゃ大事かも。役者って、役とともに自分も成長するので、「これはっ」といういい役をやり続ける。。。その継続力って大事かも。山下くんを育ててくれるのは、藍沢先生で、逆に、藍沢先生を育てるのは、山下くんなので。
逆に、ヘンなドラマシリーズに出て、ヘンな方向に転がっていくと最悪なので、コードブルーとともに、透明感を保って、優しさと強さを身にまといつつ、山下くん、これからも、頑張ってください!
メディカル青春グラフィティ桜の花の咲く頃。。。も、インターネット書店で売ってます。ついでに、よろしくね。では、また来週。。。!
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント