救命なひとびと11
今週の江口さん ドラマ最終回! 江口さん、ドラマご苦労様でした。ありがとうございまーす!さっそく…「医療崩壊」がテーマの最終回 「進藤先生は、辞めていただく、天才はチームワークと相容れない」 澤井(ユースケ)のお言葉。…そうだったのか~。これが言いたくて、ずっと敵視。早くそういえばいいのに。 「救命改革機構」に入り、国を動かそうとするユースケ…。心配した上の先生に、「ドンキホーテになって、笑われるのが、オチ。政治家に、だまされているのでは?」と忠告されます。→無視。
研修医の葛藤くんが、進藤先生に感化されて、熱血医師になっていきました。ドクターカーで、駆けつけて、一人で処置しますが、おじさんは、あまりの重傷のため、その甲斐なく死んでしまいます。「君は、よくやった」とユースケは、ほめてくれますが、次の日から、葛藤くん、無断欠勤…。燃え尽きてしまいました。 自分の非力と無力感にうちのめされて。すごーく燃えやすい男の子って、灰になってしまうのも早いです。真っ白な灰となって、空中を浮遊する葛藤くん。 このおじさんは、医師が、駆けつけ、手当てして死んだので、運がいいほうだとおもいました。 死んだ状態で、数時間後に、おせんべみたくつぶれた状態で、引きずり出される人もいるから…、人として死ねただけでも、良かったのですが…。 さて、自分を責めるように、お酒をがぶ飲みしてしまい、泥酔してビルの外階段から落っこちた葛藤先生、無断欠勤していた自分の病院に、医者ではなくて、患者さんとして搬送され、再登場してしまいました! すごく思い込みの激しい男の子って、打ちのめされると、とてもモロイです。 その思い込んでいたスピードでもって、正面から物事に突っ込んでしまうため、激突したときに、激しい衝撃に見舞われてしまいます。 40キロくらいで、とろとろ走っていてぶつかったのなら、わりとすぐ立ち直れますが、100キロ以上出していて、壁に激突すると、心に深いダメージを負ってしまいます。 「ご迷惑をおかけしてます」とあやしいメールを残し、沈没した葛藤先生…。
澤井先生は、働きすぎて、うつ病になり、自殺しかけた友人の医師の話をします。(たぶん、これは、ユースケ本人のことだと思う) …そうか。それで、彼は、激務に負われる救命センターの改革に燃えていたのか! ユースケのトラウマが、ここで白日のもとにさらけ出された。
葛藤くんのパパが、怒りにきました。
「まだ、未熟なものを危険な事故現場に派遣した。酷使され、責任感に押しつぶされた息子がこうなってしまったのは、あんたのせいだ!」
進藤先生、しょんぼり。「先頭を走れば、ついていくものは、息を切らしてしまう。倒れるものもいる。進藤先生、辞めてください。 スピードが落ちても、誰も転ばず、長く走り続けることが、大切です。 ユースケは、救命のエースの進藤先生の、リードっぷりを危惧していたのです。ついていこうとして、みんなが、ひっくり返ってしまうことを。
「先頭を走る人だって、転ぶことがあるはず、奥様を亡くされてから、走り続けてるんじゃありませんか?」楓先生は、「救命病棟24時」の第一シリーズの10年前から知っているので、進藤先生の、のめり込みっぷりをよく知っています。進藤先生は、熱血なだけで、悪い人ではありません。べつに意地悪もしていないし。協調性もあるほうです。すこし不器用ですが。
なんか、立ち食いそばをつるつる食べている進藤先生の後姿が、心なしか淋しそうでした。
その後、葛藤先生が、落ち込んだ原因が、死んだ遺族のところに、ご焼香に行って、ヤンキーがかった息子に「何しに来た? テメーは、人殺しだ!」と温かい言葉をかけられてしまったことが、ショックの引き金…と判明。 突然の家族の死に、遺族もパニくったんだと思います。つい責め立てました。 労災とか生命保険とかあればいいのですが。こういうときに、保障とかあると、すこしは、心が慰められます。弔慰金とか。
楓先生は、医局長を引き受けました。みんなを守りたいと思ったから、人を放り出さない責任感の強さは、なみなみならぬものが。人をまとめるのが、とても上手そう。
「進藤先生の件は、わたしに考えさせてください。わたしが、医局長ですから!」ユースケに、宣言しました。 素晴らしい!
進藤先生は、その頃、しょぼくれてしまい、葛藤くんのパパに会いに行ったり、亡き妻の墓前に手をあわせたりして、物思いにふけりつつ、いろいろ考えているご様子です。
横浜の花火工場で、爆発事故が起きました。救急車が、まるで観光バスみたく、連なって走っている絵がすごいです。
その頃、ユースケは、議員に踊らされていました。
医療予算の増額は、できないと言われた。「政治は、駆け引き、バランスなんですよ」とも。
「救命医師は、出前に麺類を取ることは無い。丼ものなら冷めても食べることが出来ます。彼らは、いつもそういう緊張感に晒されています。 反射神経が必要です。処療室は、戦場です。 我々が、国の方針を変えさせなければ。…起きてください!(居眠り議員をゆりおこすユースケ)きつい、危険、金にならない、ゴールの見えないマラソンは、倒れることでしか終われない。医療予算を増やし、現場の環境を変えるのは、急務です! 救急車の中で、たらいまわしにあって苦しむのは、明日のあなたかもしれない。…助けられる命を見捨てるのは、犯罪だ!(この決め台詞は、ユースケに向かって、江口が、吐き付けた捨てセリフでした。)」 ユースケ、この瞬間に、江口の味方、敵は、政治家ということがわかりました。
ドクターカーの要請がきました。進藤先生と山城さんが、現場へ。花火工場は、火薬の宝庫なので、メラメラいっぱい燃えています。けが人続々と搬送。
ユースケは、議員の会議室から、一台の車で、憤慨しながら戻る途中、ドクターカーの江口とすれ違います。そして、花火工場の事故を知って、応援に駆けつけることを決意。
現場は、混乱し、全員退避命令が。引火の危険の火薬が、山積みという情報が。真っ暗で、トンネル工事のひとみたいになった江口が、必死で救護しています。駆けつけるユースケ。サイレンが気持ち悪い音で鳴っていて、上空では、取材と防水のヘリの音が、バタバタ聞こえます。 そのとき、大大爆発が。 映画みたいに、ドカン!ひゅーっと飛ばされました。
災いつづきの澤井(ユースケ)議員にだまされた上、お手伝いに来て大怪我。麻酔があまり効かない暗い場所で、進藤に手当てしてもらいました。
そのとき、危篤になっていた葛藤先生が、蘇ったらしく、楓先生から電話が。
「葛藤くんの声を聞いてください」 ICUの音の、ぴっぴっぴっとプシューンしか聞こえませんが、みんな泣いています。
「おかえりなさい」目をあける葛藤先生。
その後、救命改革機構に、性懲りもなく、松葉杖をついて戻っていくユースケの姿が。彼もまた、実は、熱血なので、ぜんぜんあきらめていません。「やったるで~!救命現場変えたるで~」と、議員のところへ、今後も、ねじ込みにいく予定でいます。
進藤先生に、握手を求める澤井(ユースケ)
「俺が、倒れる前に、この国の医療をなんとかしてくれ、これは、その約束が果たされてからだ」と進藤は、さわやかに言います。
♪「その先へ」のテーマソングとともに、ラストは、さわやかな終わり方をしたため、絶対これは、「救命病棟24時パート5」まで行くね!とわたしは、確信しちゃいました。たぶん、きっと、あると思います。その前に、「コードブルー2」と「Drコトー診療所」が、はさまってくれるはずと思いますが、五年以内に、パート5が来ると思うので、江口さん、よろしくお願いします!スペシャルもそのまえに、あるみたいです。これも、見ます!わたしの願い的には、パート5は、コラボな感じで、横浜じゃなくて、もう少し田舎の大学病院を舞台にして、災害現場に、土砂崩れみたくなって、道がふさがってしまって、ドクターカーが、立ち往生して、「うう…間に合わない…」みたいになって、どっかの病院との医療連携で、土砂崩れの山道の空き地に、パタパタパタ…と、ドクターヘリが、到着して患者をリレーで、バトンタッチみたいな「救命病棟24時」と「コードブルー」のコラボみたいな緊迫のドラマが見たい、あと、通り魔の現場に、いち早く駆けつけたドクターカーの進藤が、現場にまだ潜んでいた犯人に、ズブッと刺されてしまい、楓先生が、救護みたいなサスペンスのとか…、いろいろ浮かんじゃったので、楽しみにしています。
★桜の花の咲く頃★
わたしの書いた医療ドラマの「桜の花の咲く頃」を来週からの救命なひとびとで、ご紹介します。医療ドラマ好きのわたし、自分でも小説を書いてしまいました。2007発売なので、今は、インターネットにちょっと売っているだけで、本屋さんには、もうないのですが、ほしいひとは、100冊くらいならまだ残っているので、購入できますので、来週からの連載おたのしみに。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント